ルンバ de テンプル

ケモノディスク二度目となる西寺郷太さんのソロライブは、ノーナ・リーヴスのライブでもお馴染みの村田シゲさん（□□□・CUBISMO GRAFICO FIVE）をサポートに招いて、宇都宮のカフェ「コーヒー・ルンバ」で開催されました。「コーヒー・ルンバ」での開催は Vol.3に　続き二度目となります。
郷太さんとシゲさん二人の組み合わせは郷太さんのソロアルバム「テンプル・ストリート」発売時、タワーレコード渋谷店のインストアイベントで一度見ただけでしたが、郷太さんに鋭いツッコミを入れるシゲさんがとても面白く、是非ともケモノディスクライブで二人の組み合わせを企画してみたいと思いました。
予想通り、郷太さんとシゲさんの組み合わせはとても相性がよく、インストアイベントを除き初めてのライブとは思えないほどエンターテインメント性の高いライブになり、会場は度々爆笑の渦に包まれました。
シゲさんのベースとパソコンから同期させた音源に合わせて郷太さんが歌うという、今や恒例の「押し語り」も披露され、「ギターを置いてハンドマイクになった途端、こんな水を得た魚みたいになるヴォーカリストも珍しい」とシゲさんから郷太さんに絶妙なツッコミが入っていました。
「押し語りはノーナのオリジナル曲ではやらない」という郷太さんルールがあるようで、「Choice」から「JUST THE WAY YOU ARE」や「WAILING WALL」などのバラード曲を披露、郷太さんの美声に酔いしれました。
ライブ後半ではノーナ・リーヴスのアルバム「POP STATION」収録の「GOLDEN CITY」が制作される過程を解説するコーナーもあり、郷太さんが制作した最初のデモ音源がプロデューサー冨田さんのアレンジでどう変化したかを音源を交えて聴くことができました。普段触れることの出来ないポップスの制作過程の話はとても興味深く、来場者にも大変好評でした。
ライブ後は「コーヒー・ルンバ」の10周年を記念して様々なミュージシャンが書いた寄せ書きに、郷太さんにもサインしていただきました。