新川 博 and ザ・シンキーズ in 仙台

Vol.14はVol.12にご出演いただいた新川 博さんのバンド「新川 博 and ザ・シンキーズ」を仙台に招いて開催。

「新川 博 and ザ・シンキーズ」はピアノ：新川 博さん、ベース：六川正彦さん、ドラム：濱田尚哉さんという編成のピアノトリオ。新川さんはハイ・ファイ・セット、ユーミンをサポート、その後1983年より本格的にレコーディングアレンジャーとしての活動に入り、数々のヒット曲を手掛けてこられました。六川さんはあがた森魚、南佳孝、吉田美奈子などのバッキングを経て、大橋純子＆美乃家セントラル・ステイションに参加。脱退後は、数々のレコーディングやライブ活動を経て、1990年よりプロデューサーとしても活躍されています。濱田さんは20歳よりドラムを始め、松原正樹グループのオーディションに合格しプロデビュー。その後、DREAMS COME TRUE、ハイ・ファイ・セットなどのレコーディング、ツアーに参加。現在はスタジオミュージシャンとして活躍中です。このように40年近く日本の音楽シーンの第一線で活躍されてきた素晴らしいミュージシャン達で構成されているのが「新川 博 and ザ・シンキーズ」なのです。

「新川 博 and ザ・シンキーズ」は2017年4月にオリジナル・アルバム「ebisu」をリリースし、それを引っさげた初の仙台ライブとなりました。「ebisu」からの曲を中心に、新川さんのソロ曲や「Mercy Mercy Mercy」などのカバー曲なども織り交ぜたセットリストとなりました。 アルバムはフェンダー・ローズの音色が印象的なゆったりしたグルーヴの曲が多いですが、ライブはとてもアグレッシブ。これぞライブの醍醐味と思わせてくれる生のグルーヴがとても気持ち良いです。新川さん曰く、ドラム・ベース・ピアノというバンドとしてミニマムな編成は演奏の自由度が高く、アレンジも毎回かなり変化します。 シンキーズのライブを初めて見たというお客様も多かったですが、ライブの途中からは体を大きく揺らし、心地よいグルーヴに体を預けていました。

40年近く日本の音楽シーンの第一線で活躍してきたベテランミュージシャン達が、音楽を心の底から愛し、演奏を純粋に楽しんでいる姿はとても清々しく、音楽の根源にある素晴らしさを体感したような気持ちになりました。

「新川 博 and ザ・シンキーズ」は全国各地でライブを行っていますので、お近くの街でライブがあった際には是非足を運んでみてください。