Vol.15

TERA JAZZ vol.3

出演者
ミズノマリ・堀 秀彰
日程・時間
2018年10月27日(土)

OPEN 14時00分

START 14時30分

開催場所
曹洞宗 自覺山 善隆寺
住所
大分県中津市伊藤田3448

ケモノディスクライブ vol.15は、大分県中津市の禅寺・善隆寺で毎年開催されている「TERA JAZZ」との共同開催。

「TERA JAZZ」は過去bird&ジャズピアニストの平戸祐介さん、ジャズギターの鈴木よしひささんを招いていて、3回目となる今年はparis match・ミズノマリさんと、paris matchのサポートでもお馴染みのジャズピアニスト堀秀彰さんにご出演いただきました。

 

開催時間が昼間ということで、お二人は前日に福岡入り。「TERA JAZZ」主催者の自覚さんが福岡市内で開いている「陶工房こもん堂」で陶芸体験へ。お二人とも陶芸体験が初めてと思えないほどロクロ回しが上手で、2時間ほどの間にいくつもの器を作り、すっかり陶芸が気に入ったようでした。

 

ライブ当日はリハーサル後に、住職の奥さまお手製のだんご汁や鶏飯のおにぎり、中津名物・鳥のから揚げなど、中津の郷土料理をいただきました。マリさんがスヌーピー好きということで、食卓には「かぼすスヌーピー」も登場。普段ライブ前にはあまり食事をとらないというマリさんでしたが、料理を楽しんでいらっしゃったようで完食されていました。

 

アクセスが便利な場所ではなかったですが、地元の方はじめ、九州各地、大阪や名古屋など遠方からもお集まりいただき、満席の会場でお二人を迎えることができました。

 

ステージ背後のご本尊に見守られながら、厳かな雰囲気でライブはスタート。今年4月に発売されたマリさんのジャズカバーアルバム『Salon de Mari Platinum Songs』にも収録されているparis matchの楽曲をはじめ、ジャズやボサノヴァのスタンダードナンバーが披露されました。マリさん的に今後ジャズやボサノヴァのレパートリーを増やしたいとの思いがあるようで、今回初めて披露されるナンバーも盛り込んだセットリストとなりました。

「Alfie」は作曲したバート・バカラック自身が一番好きな曲だという話や、アントニオ・カルロス・ジョビン作曲の「Desafinado」は「調子はずれ」という意味だが、ボサノヴァには複雑なコード進行を持つ楽曲が多く、歌うのがとても難しいなど、曲にちなんだ様々なエピソードもはさみつつライブは進んでいきました。

 

paris matchはホーン・セクションなども入れた大編成でのライブが多いのですが、この日は堀さんのピアノに合わせてマリさんが歌うデュオ・スタイルでしたので、さらにマリさんのヴォーカルの魅力が引き立ちまた本堂は木造なので音の響きも良く、とても心地のよいライブになりました。

 

マリさんが九州でライブされるのは久しぶりということで、ライブ後のサイン会も大盛況。マリさんや堀さんへ熱い思いを語る姿を見て、vol.15をこの地で開催して本当に良かったと思いました。今後もケモノディスクは全国の皆さんに素晴らしい音楽を届けるために、微力ながらも活動していきたいと思いますので、よろしくお願いします。

 

ケモノディスクライブ vol.15
「TERA JAZZ vol.3」セットリスト

 

【第一部】

・My Favorite Things
・Summer time
・Stay With Me
・Strawberry Waltz
・Alfie
・Like Someone in love
・Sha-la-la-la
・太陽の接吻

 

【第二部】

・Waltz For Debby
・Cream
・Desafinado
・Chovendo Na Roseira
・Here There & Everywhere
・東京ベイ
・Ensemble
・Stars

 

【アンコール】
・Saturday